にもふく日記

代表・小林裕子よりご挨拶


先日9月23日、福岡市ももちパレス大ホールでの公演を持ちまして、にもプロジェクトの約5年間に亘る全工程を終了いたしました。 


 何と色彩豊かな道のりだったことでしょう。いずれの公演でも、多くの皆様にご来場いただき、終演後のロビーの雰囲気は熱を帯び、活気ある会話が交わされている光景がありました。その光景に、私共は大いなる勇気と力を頂きました。


 交響曲が一人では演奏できないように、にもプロジェクトの全ての活動は、本当に多くの皆様の熱意溢れる意志の協働の賜物でした。メンバー一同、心より御礼申し上げます。 


 これからも、にもオーケストラオイリュトミープロジェクトを、そしてオイリュトミー界を末永く応援頂きますよう、よろしくお願いいたします。




*にもプロジェクト5年間の軌跡を振り返り、未来を展望する感謝と報告の会を12月末に計画しています。詳細が決まり次第、公式サイトにてご案内いたします。




福岡公演実行委員会代表・田原眞樹子より


 2024年9月23日、ももちパレスホールでの、にもオイリュトミー福岡公演にご来場頂きました皆様、福岡公演実現に向けて多大なるご支援を賜りました皆様、にもプロジェクトの最終公演を福岡で盛会の内に終えることができました。  


 これもひとえに皆様のオイリュトミーへの愛情の賜物と、心より御礼を申し上げます。  


 会場入り口では、大色環が皆様をお迎えしたことと思います。オイリュトミーとそれに連なる世界(色彩・衣装・ライアー演奏・幾何学・植物・教育など)をお客様にお伝えしたいと、視覚・聴覚・嗅覚・触覚を駆使ししてホワイエを準備させて頂きました。  


 公演第一部では、ピアノによるクラシック曲、太古の力を秘めた日本語の詩、日本語に訳された詩、響きの楽器による多彩なオイリュトミー作品を見て頂きました。  


 第2部のドヴォルザーク「新世界より」では、オイリュトミストたちは東京と愛知の公演でのオーケストラの演奏をその身いっぱいに吸って、福岡公演に臨みました。プロジェクトが立ちがって以来オイリュトミストの日々の練習に寄り添い続けてくれたピアニストたちは、福岡ではその20本の指でオーケストラのそれぞれの楽器の旋律に生命を吹き込み、オイリュトミストたちはその生命を自らの生命として動きました。この5年間雨の日も風の日も、オイリュトミストの『伴走』をしてきて下さったピアニストと、にもプロジェクトの最終公演で共演できたことは運命的であり、にもプロジェクトの千穐楽福岡公演に相応しいことと、喜びにたえません。  


 公演が終わったホワイエは、九州にオイリュトミーの種が撒かれた時代からの友人知人、これから未来を作っていく子どもたちと若者、他会場で公演を見逃した方、東京愛知での公演を見て福岡へご来場頂いた方々、そしてスタッフたちの熱気で満ち溢れていました。  


 舞台の内と外で、これこそ「福岡だからこそ味わうことのできた響き合い」でした。  


 福岡でのオイリュトミー公演実現に際し、陰に日向に、遠く近くで思いを寄せてくださった皆様に心からの感謝を申し上げますと共に、これから先の豊かなオイリュトミー世界の実現に向けて、さらなるご協力をよろしくお願い申し上げます。


このたび、「にもオイリュトミープロジェクト」

福岡公演「はばたけ 心のうた」を 9 月 23 日(祝)に開催いたします。 


「にも オーケストラ・オイリュトミー プロジェクト」は、日本では初となるオーケス トラによるオイリュトミー公演の実現に向け、2021 年夏に発足いたしました。 


オーケストラオイリュトミーでは、弦や管・打楽器など異なる特徴を持つ楽器から生ま れる「うた」となって動きます。 

ゲーテの色彩論に基づく照明には、あたかも「色が生まれる瞬間」を体験されることで しょう。

福岡公演は、この「にも オーケストラ・オイリュトミー プロジェクト」の東京、愛知 と続く全国公演の最終公演となり、オーケストラ演奏ではなく、ピアノ連弾による演奏 にてオーケストラの楽器の音色を「見える」ようにあらわします。 


この厳しい時代にあって、〈にもかかわらず 生きる〉困難や勇気を、希望や祈りを、 それが心の歌となり全身の動きとなって羽ばたいていく喜びを、私たちはオイリュトミ ーを通して多くの方々と分かち合いたいと願っています。 


全国から集まった総勢 25名のオイリュトミストによるアンサンブル、15 名の音楽家、 朗唱家を擁する、かつてない規模のオイリュトミー公演です。動き、音、言葉、照明や 衣装の色彩が響き合い多彩に織りなす空間を、お楽しみいただきたいと思います。 


この公演の趣旨をご理解いただき、皆さまからご協賛を賜りたくお願い申し上げます。 


すでにクラウドファンディングでご支援いただいた方には重ねてのお願いになりますが、クラウドファンディングの資金使途はオーケストラ諸費となり、福岡公演諸費とは異なります。 

ぜひ、福岡公演への応援のお気持ちをご協賛にてお寄せいただければ幸いです。




オイリュトミー福岡公演「はばたけ 心のうた」協賛詳細 



│ 協賛金について 

福岡公演の開催経費として使わせていただきます。


1口¥5,000より

広告掲載の有無もお選びいただけます。


広告掲載ご希望の皆さまには、公演当日、来場者(最大 800 名)に配布する「協賛リスト」 に、広告原稿を掲載させていただきます。 

「協賛リスト」リーフレットサイズ:A3二つ折り(42分割の広告スペース。1口のご協賛でひと枠分の掲載が可能です。


協賛内容 

①1口 ¥5,000 

②1口 ¥5,000 広告掲載あり(ひと枠)

③2口 ¥10,000 

④2口 ¥10,000 広告掲載あり(ふた枠)

⑤3口 ¥15,000 

⑥4口 ¥20,000 

⑦4口 ¥20,000 広告掲載あり(4枠)

⑧5口以上 (広告掲載については、別途ご相談ください。) 


お支払い方法

・銀行振込

・手渡し(「にもプロジェクトを福岡に呼ぶ会」(通称 にも福岡)メンバーへの手渡し) 


ゆうちょ銀行 

記号 17410  番号 87765861 「オイリュトミーロイヒテ」 

他銀行よりお振込みの場合 

店名:七四八 (普通)口座番号 8776586 

※勝手ながら、振込手数料はご負担お願いいたします。 



│ お申込みの流れ


1. メールを送信してください 

メール本文に「☆必要事項」を記載の上、メールを送信してください。

※広告掲載希望される場合は、下記「協賛リスト掲載原稿について」を参照いただき、掲載を希望される情報・データも一緒にご送付してください。

2. 担当者よりメール返信 

にも福岡の担当者より、2~3日中に確認のメールを送信させていただきます。

3. 協賛金をお振り込みください。(または手渡しにてお支払いください)

※協賛金お振込みの際は、確認のため必ずメールにてご連絡ください。


☆必要事項:

1.協賛希望の会社名・団体名・個人名

2.ご担当者様お名前

3.お電話番号

4.ご希望の協賛内容①~⑧

5.協賛金のお支払いについて

 銀行振込の場合→お振込予定日・お振込名義

 手渡しの場合→にも福岡担当者の名前

6.広告掲載希望の場合は原稿を添付


メールアドレス: nimo.fukuoka@gmail.com 

メール件名: 協賛依頼

お申込み・お振込期日:

・協賛内容 広告掲載あり(②・④・⑦・⑧)の場合 9 月 7 日(土) ※原稿締切も9月7日(土)です。

・協賛内容 広告掲載なし(①・③・⑤・⑥・⑦・⑧)の場合 9 月 23 日(月・祝) (公演当日まで) 


※2~3日たっても返信がない場合は、エラーの可能性もございますので

送信内容をご確認いただき、改めて送信してください。



│ 協賛リスト掲載原稿について


広告掲載ご希望の場合 

掲載原稿は PDFデータ、もしくはテキスト形式のいずれかにてお寄せください。 

サイズ:1口 61mm×35mm/2口 61mm×72mm/4口 122mm×72mm/

※紙面の都合上、3枠(3口)は受け付けておりません。

※5口以上ご希望の方は、別途ご相談ください。

※画像は協賛リストのサンプルです。


その他注意事項

・テキスト形式の原稿デザイン作成については、にも福岡の担当デザイナーが行いますの で、ご一任ください。 

・紙面の都合で広告サイズが変更となる場合があります。その際はやむを得ずこちらで 原稿の拡大縮小・編集等させていただきます。あらかじめご了承ください。 

・万一、台風などやむを得ない事情で公演中止になり、ご来場者への配布ができない場合は、 当会の SNS 投稿にて掲載いたします。ご了承くださいませ。

 


全国公演のフィナーレとなる福岡公演を、一人でも多くの方に観ていただけるよう、 出演者、実行委員共に心を尽くして準備していきます。 

ご協賛いただく皆様にも、ぜひ足をお運びいただきますよう、お願いいたします。


〈オイリュトミーコラム〉 オイリュトミーからつながる美しい世界 

コラム.05 ⁡ ▶︎ オイリュトミーを始めるきっかけ ~昭和の戦隊ヒーローと元祖歌って踊るアイドルへの挑戦~ ⁡ 


うちの家族は私が幼稚園に入る前、大工の祖父に新しい家を建ててもらい父の故郷に越してきた。

隣の家には同級生の修二君が住んでいた。私たちはすぐに仲良くなり、兄弟や、近所の子らと「ゴレンジャー」をするようになった。黄レンジャーが好きだった修二君は、いろんな話をしてくれて、 「仮面ライダーの中じゃったらアマゾンが一番かっこええんで。」と言って、変身ポーズを教えてくれた。アマゾン以外にもいろいろと変身ポーズをやってくれたが、真似しようにもよく分からず、何度か教えてもらったが何度やっても習得もできず、最後はあきらめて、修二君の変身ポーズを眺めながら、ぼーっと立っていた。 


小学1年生の時、『8時だよ!全員集合』で「ペッパー警部」を歌いながら踊っていた ピンクレディーは、その後、数々のヒット曲を飛ばした。「渚のシンドバット」は、友達に、何とか振りを教えてもらって一緒に盆踊りの舞台で披露できたが、「UFO」とか、「サウスポー」とか、面白そうな振付がたくさんあったが、結局、ひとつもまねできず、終わってしまった。  


大学生になり、合唱部の一幕で、『コーラスライン』のミュージカルを再現することになった。企画された先輩が、団員の中からダンサーを募集されていたが、身の程知らずに夢を見て応募し、他のダンサーがさっさと振り付けを覚えて踊る中、一人、「まって、右足を出して、それから、左足を引いて、手はどうするの?」というひどいありさまで、やっと習得し、動かない体をくねくねさせて無理したものだったので、客席から失笑を買った。 


そんな私が、大学の卒論を通じてシュタイナーに深く出会い、卒業後、カルチャーセンターでオイリュトミーを見つけた。

岡山では小原さんという方が教えておられた。 オイリュトミーは私たちの感覚を広げる、よいものである、という情報から入ったので、続けていくとどうなるのか、興味があった。 

しかし、実際にやってみると、音楽はとても不思議なものだったし、ボールを渡したり渡されたり、きわめて面白くなく、老人向きの、ゆっくりした運動、という印象に代わってしまった。ただ、簡単そうなのに、先生や経験者の方々の動くようには、自分はどうしても進めなかったのが、くやしくて、どうにかして動けるようになりたいと思い、続けていた。  


私がこの道を行きたいと強く思ったのは、小原さんと、オイリュトミーの仲間と共に、大山に合宿に行った時の事だった。小原さんが、「わたし」という言葉をオイリュトミーでやって見せてくださったのがきっかけだ。周りの空気を動かしながら、変身する仮面ライダーのようにかっこよかったのだった。ずっと続けていけば、私も仮面ライダーの変身ポーズや、ピンクレディーの楽しいダンスも器用にできるようになるのかもしれない。そんな予感がしたのだった。



〈ご寄稿 瀬戸清美様〉 ⁡ 

 ▶︎▶︎プロフィール 瀬戸清美 ⁡ スプリングバレー・オイリュトミー学校修了(2001)。 芸術コースを経て現地舞台グループに所属。 祝祭、演劇等、多数作品に出演。 ドロテア・ミアー監督のオーケストラ・オイリュトミー公演ツアー2005に出演。 2006年帰国後、 横浜市で小学生、大人を教える。 ⁡ 


 ▷オイリュトミストの皆さま オイリュトミーコラム、 是非ご寄稿くださいませ! 

 お問合せは 広報 柴田までお願いします。 ⁡ 

 ▷福岡公演についてのお問い合わせは 

 にもプロジェクトを福岡に呼ぶ会 nimo.fukuoka@gmail.com までお気軽にどうぞ。       


〈オイリュトミーコラム〉 オイリュトミーからつながる美しい世界 

コラム.04 ⁡ ▶︎ オイリュトミーと植物 


 植物の種は土の中で、 水と太陽の恵みを受けて芽を出し、 生き生きと葉を伸ばし、 やがて花を咲かせ、実をつけます。 ⁡ 

オイリュトミーの種も、私の中で、 日々の人との関わりの中で育ち、 私を生き生きと健康にしてくれます。 


 植物にも、オイリュトミーにも 生命の力があリます。 

 桧原シュタイナー土曜学校20周年で、 「太陽と植物」というオイリュトミーをしました。 

(原題は「春」シュタイナーによるオイリュトミーフォルム) 

Makiko先生が太陽となって、 植物の私を育ててくれました。 そして植物の私は完全に開花し、 太陽の力を超えて広がり、 宇宙の声を聞きました。 オイリュトミーをするとき、 私たちは正しい空間的関係の中にいます。 そして、動きの流れの中にいます。 その流れは、芸術的かつ道徳的で、 個人であれグループであれ、 その流れの中で、癒されていきます。 このことに気がついた時、 なぜ、シュタイナー教育にオイリュトミーが必須であるのか、 その秘密を垣間見ました。  ⁡ 


「太陽と植物(原題:春)」 

日の光 光の輝きが流れ来る 

花の花嫁 満ち溢れる色が 光に喜びなびく 

信頼に満ちて 太陽の娘達に 光は語る 

いかに太陽の力が 霊を開花させる力が 神々の国で宇宙の声を聞くかを 

花の花嫁 色の輝きが 感覚を開いて 光の 熱の 音を聞く 

ルドルフ・シュタイナー作(笠井叡訳) ⁡ 


〈ご寄稿 河端則子様〉  

〈オイリュトミーコラム〉 オイリュトミーからつながる美しい世界 

コラム.03 ⁡ ▶︎幼児オイリュトミー ⁡ 


オイリュトミーとは、ギリシャ語で 「調和した美しいリズム」という意味です。 

幼児オイリュトミーは、 3歳ごろから始めます。 

幼児さんたちは、オイリュトミストが行うことを模倣して、物事への愛や喜びから生じたイメージをシンプルな音の響きやリズムの要素で生き生きと動きます。 木の葉や花、太陽、月、星々、動物など 大自然の営みを美しい詩やお話しで動き、 季節を愛でて、味わい、喜びを持って動きます。 

オイリュトミーの動きを通して、 大きな存在にいつも見守られているという 温かい眼差しを受けながら、 この時期に大切な畏敬の念を育てます。 日本の昔話しやグリム童話など、 踊るような軽快なリズムで動き (大男や小人、また妖精になって) 子どもたちは、夢見るように 世界に出会うのです。


幼児オイリュトミーでは、 子音のBの音を多く動きます。 

乙女座の星座記号を表すこの子音は、 覆いの形成や護られ保護されているという、 大切な感覚を育てます。 温かい愛に満ちた雰囲気の中で、オイリュトミーは幼児の身体づくりを助け、 身体、心、精神の健やかな成長を促し、 心身の調和をもたらします。 その子がその子らしく在るということや、 人生を力強く歩めるよう 「生きる力」を育みます。 



〈ご寄稿 駒野晃子様〉 

〈参考文献:「オイリュトミーの世界」水声社〉 

 ▶︎▶︎プロフィール 駒野晃子 札幌在住。 カナダのトロント教員養成コースで幼児教育を学んでいた2005年秋に 北米オーケストラオイリュトミー公演『新世界』にに深く感銘を受け、翌年イギリスのキャンプヒルオイリュトミー学校でオイリュトミーを学び始める。2010年帰国し、震災後活動を開始。2018年英国でオイリュトミー療法士資格を取得。現在、オイリュトミー療法士として、健康オイリュトミークラスや、オイリュトミー療法、また、伊達のひびきの村のナーサリー、どんぐりアートスクール、帯広のフリースクール森の学校や帯広、大麻の土曜クラスなどを担当。 


〈オイリュトミーコラム〉 オイリュトミーからつながる美しい世界 

コラム.02 ⁡ ▶︎ 星占いのお好きな方へ  ~オイリュトミーにおける12黄道宮と7惑星~ ⁡ 


オイリュトミーには、12黄道宮と、7惑星のジェスチャーがある。 

星占いの好きな人にとっては、聞き捨てならないところではあろう。


 12星座のジェスチャーは基本、止まっているものが多いが、例外もあって、みずがめ座はまっすぐ伸ばした両腕を上下に動かし、何か推し量っているようなジェスチャーで成り立っている。 

対して、7惑星は、常に動いているジェスチャーが主だが、唯一、月だけは、あまりに動きが速い惑星であるため、その速さを保つためにじっと止まって動きを抑えたものになっている。


 ところで、オイリュトミーで行う、これらの恒星と惑星のジェスチャーには、星占いでは話題にされることのない情報が、一点含まれている。

それは、星座と惑星が音を発している、ということだ。

7惑星は母音を、12星座は子音を発しており、なかでも子音は、人間の体の形成に関わっているそうだ。深堀りすると多くの事を語らなければならなくなるので割愛するが、オイリュトミーでは、惑星の発する母音も、恒星の発する子音も、動きとして体験することができる。 

牡羊座から出ている音は「ヴ」、これは海の波のような手の動きで表せる。

次の牡牛座は「ウルルルル(rの発音)」いわゆる巻き舌。回転する音で、ジェスチャーも自転車の車輪の動きのような感じだ。

ふたご座は「ハ」という音…などなど、続きはオイリュトミーの教室で学んでほしい。 


オイリュトミー教室では、それらの子音を動きとして体験でき、それによって、その子音と星座がどのような特質を持っているのか、体感することができる。又、星座から発せられる音のみならず、12星座そのものを表すジェスチャーも学ぶことができる。 


牡羊座を表すジェスチャーは、あたかも、自我の目覚めのように、右手だけで小さな「イ」のポーズを胸の前でする。「イ」の音というのは、母音の一つで、それこそ授業中に手を挙げる時のような「はい、はい」と言って自分を主張する音だ。

牡羊座は星占いでも自我の目覚めを象徴するが、牡羊座を表すジェスチャーに、小さく「イ」という音が関わっているのは大変興味深い。

又、牡羊座の守護星は火星だが、火星のジェスチャーは、まるでエンジンが動いているかのように、力を蓄え、上から振り下ろしてすぐさま上げる、 大変意志的で男性的なジェスチャーである。 

牡牛座のジェスチャーは頭を丸く抱えたようなもの、ふたご座のジェスチャーは、腕組みをしたような恰好、というふうに…。 


興味深いので、ぜひとも、オイリュトミー教室で学んでほしい。 



 〈ご寄稿 瀬戸清美様〉 ⁡ 

 ▶︎▶︎プロフィール 瀬戸清美 ⁡ スプリングバレー・オイリュトミー学校修了(2001)。 芸術コースを経て現地舞台グループに所属。 祝祭、演劇等、多数作品に出演。 ドロテア・ミアー監督のオーケストラ・オイリュトミー公演ツアー2005に出演。 2006年帰国後、 横浜市で小学生、大人を教える。 ⁡ 


▷オイリュトミストの皆さま オイリュトミーコラム、 是非ご寄稿くださいませ! 

 お問合せは 広報 柴田までお願いします。 ⁡ 


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オイリュトミーからつながる美しい世界 コラム.01 ⁡ 

▶︎オイリュトミーの表現芸術としての「キモ」 ⁡ 


ドロテアに教わって忘れられない言葉が、 数多くある。 

そのうちの一つが、『主観と客観』についてだ。 


『ドロテアの言葉』は、言わば『シュタイナーの言葉』なのだが、

彼女自自身の吟味や熟考も盛り込まれ、

生徒が理解できるまで丁寧に説明してくださるのが常だった。 ⁡ 


さて、オイリュトミーは表現芸術である。

 表現に携わっていると、そのうち、気になって仕方なくなってくることがある。 

それは、自分の表現が、果たして適切かどうか、である。

不躾に、単に、内面を出しすぎただけ、になってしまっていないかどうか…ひとつ観せると、いつまでもそれが気になって眠れない。 ⁡ 


さて、音楽オイリュトミーでは、ド、レ、ミ等の音、長和音、短和音などハーモニー、音の高低、リズム、等など…、それぞれの要素をどう表すか、きまりがある。

それらを一通り学び、身に着けることが、オイリュトミスト養成につながる、と言っても過言ではない。 ⁡ 


ドロテアがある日、「主観と客観を一致させるのがオイリュトミーである。」とおっしゃった。

音楽を聴いた際、聞こえてくる音が、例えば、ミファソだった時、その音は、自分にとってもミファソだし、他人にとっても、ミファソである。私にとっての「ミ」(主観)、と、他の人にとっての「ミ」(客観)それが一体となるのが大事だというようなことをおっしゃったのだ。

自分が形成する「ミ」の音のジェスチャー、すなわち、腕の高さが肩より少し上で、中心からの流れが指先に至り、そこを超えて響く、そのジェスチャーそのものを、心を込めて形作るところに、オイリュトミーのキモがある。とおっしゃりたかったのだと私は理解した。

短和音を表すジェスチャーは、腕の先から胸の中心へ向かう流れとしてあらわす。私の短和音の体験は、他の人も短和音として体験しており、その体験は同じものだ。それらの音楽の要素のジェスチャーの形成に自分の魂を込めることで、オイリュトミーらしくなるということなのだろう。


同じメロディーを聞いて、ある人は、「枯れ葉が落ちるようだ」と言ったり、ある人は、「憂鬱な秋のようだ」と言ったり、そのイメージ自体は人それぞれ、その人自身の人生経験なども反映されるため、容易に一致はありえない。ただ、そのような心の情景は、音楽を聴いていれば、自然と湧き上がってくる。そういうイメージを使って動きを模索するのは大切だが、最終的に積極的に表すのは、「要素のジェスチャーの形成」、そちらよりに心を込める、それが、オイリュトミー的方向である、という事なのだろう、と理解した。

自分がそれに徹し切れているかどうかはともかく、そういう方向に立った上で、いつもドロテアがなさっていたジェスチャー、上着の前を左右にばっと胸を開き、内面をさらすことはオイリュトミーに必須だ、とのこと。うまくできていれば、おそらく、むき出しにされたような後味の悪さは残らないのではないか、と、私には、思われる。本当にできて いる、いない、は別問題として…。 ⁡ 


いつも、いつまでも、オイリュトミーの道の果ての無い途上にいる。 ⁡ 



〈ご寄稿 瀬戸清美様〉 ⁡ 

▶︎▶︎プロフィール 瀬戸清美 ⁡ スプリングバレー・オイリュトミー学校修了(2001)。 芸術コースを経て現地舞台グループに所属。 祝祭、演劇等、多数作品に出演。 ドロテア・ミアー監督のオーケストラ・オイリュトミー公演ツアー2005に出演。 2006年帰国後、 横浜市で小学生、大人を教える。 ⁡


▷オイリュトミストの皆さま オイリュトミーコラム、 是非ご寄稿くださいませ!

 お問合せは 広報 柴田までお願いします。 ⁡ 


 ▷福岡公演についてのお問い合わせは 

 にもプロジェクトを福岡に呼ぶ会 nimo.fukuoka@gmail.com までお気軽にどうぞ。 


福岡公演まで一か月を切りました!

にも福岡のinstagramアカウントでご好評いただいている、コラムーオイリュトミーからつながる美しい世界 ー。こちらの「にもふく日記」でもご紹介していきます。


オイリュトミーってなに? このシンプルな問いに、 簡単に答えるのが難しい…。 オイリュトミーってなに? このシンプルな問いに、 簡単に答えるのが難しい…。 


オイリュトミーと言っても、 言葉、音楽、教育、療法など様々あり、 どれも人間と世界が結びついているよう。 ⁡ ⁡


オイリュトミーって、なんか楽しい! と思う私たちが、 今までオイリュトミーをする中で知った オイリュトミーと様々なこととのつながり、 その奥深さと美しさ、豊かさを伝える きっかけになれば!との思いで、全国、世界でご活躍の オイリュトミストの皆さまにコラムをご寄稿いただきます。 ⁡ 

どうぞ楽しみにお読みください。 ⁡ ⁡


そして、なんだか興味がわいてきた方は、 是非、福岡公演に足をお運びくださいね! ⁡ ⁡ ⁡ 



▷オイリュトミストの皆さま  オイリュトミーコラム、 是非ご寄稿くださいませ! 

お問合せは 広報 柴田までお願いします。 ⁡ 


▷福岡公演についてのお問い合わせは

にもプロジェクトを福岡に呼ぶ会 nimo.fukuoka@gmail.com までお気軽にどうぞ。 


待ちに待った5月30日がやってきた。 

ここは福岡市ビールーム(音楽・演劇練習場)大練習室。

 前には3人の音楽家がバイオリン、ホルン、フルートを抱え、そして3人のオイリュトミスト岡本千寿子、幸田朋子、田原眞樹子とピアニストが控えている。


 9月23日の福岡本公演事前講座として、3人のオイリュトミストとともに参加者がアンサンブルを動く、という企画がいよいよ実現した。


 これはもう、福岡でしかやれない講座である。 この3人は福岡在住。

これまで福岡のオイリュトミーシーンを支えてきた最強の面々なのだ。


 最初は、岡本先生の指導のもと、全体が円になり開いたり閉じたり。

 参加者の思い思いの動きだったものが、

段々と一つの花が開いたり閉じたりするような呼吸が生まれる。


オイリュトミーの始まりの楽しい瞬間。 


次は、幸田先生が、楽器の説明をしてくれて、第2楽章テーマ「家路」を動く。

フルートで前後へ バイオリンで左右に、ホルンで力強く曲線を。

みんな自分がその楽器になったつもりで動く。ますます楽しくなってきた。



最後に、田原先生の指導のもと、第4楽章の冒頭の3種類の楽器群のアンサンブルを動く。 

これは事前にパート分けして、バイオリンは幸田先生について、ホルンは岡本先生について、フルートは田原先生について動く。

にもオーケストラオイリュトミーにまるで自分たちも参加しているような妄想を抱きながら(笑)、、、


だんだん体力の限界に近づいてきた。 

そして、2時間後は本当にやり終えた感に満たされて終了。 


ご協力いただいた、演奏者の皆様 

フルート大野あゆ子様 ホルン奥村美咲様 ヴァイオリン野中優杜様 ピアノ田中由美子様 

本当ありがとうございました。 


後で様々な方から感想を頂きましたが、オイリュトミーのことはよくわからず参加したが、とっても楽しかった〜 〜だいたいこのようなものが多かったです。

あと、先生方の動きが素晴らしかったとも。 

本公演もこんなに楽しい感じで、祝福された感じで進んだらいいな〜 (文:NK)





本日より、友の会会員様・クラウドファンディング支援者様向け先行販売が開始しました。

先行前売り販売期間 2024/4/15(月) 00:00 〜 2024/5/6(月) 23:59



東京公演(第3公演 ) 

公演日 2024年8月17日(土)

会場  パルテノン多摩

にもかかわらず、生きる ~消えぬともしび~ 

(チケット販売:teket)https://teket.jp/8951/31832


愛知公演(第4公演 )

公演日 2024年8月24日(土)

会場  長久手市文化の家 森のホール

はばたけ 心のうた

(チケット販売:livepocket)https://t.livepocket.jp/e/nimoaichi-202408


福岡公演(第5公演)

公演日 2024年9月23日(月・祝)

会場  福岡県立ももち文化センター 大ホール

はばたけ 心のうた

(チケット販売:Peatix)https://nimofukuoka923.peatix.com


上記公演名のリンクをクリックすると、各チケット販売ページへ移行します。


※一般前売りは、5/7(火)より販売開始いたします。