コラム.03 ▶︎幼児オイリュトミー
〈オイリュトミーコラム〉 オイリュトミーからつながる美しい世界
コラム.03 ▶︎幼児オイリュトミー
オイリュトミーとは、ギリシャ語で 「調和した美しいリズム」という意味です。
幼児オイリュトミーは、 3歳ごろから始めます。
幼児さんたちは、オイリュトミストが行うことを模倣して、物事への愛や喜びから生じたイメージをシンプルな音の響きやリズムの要素で生き生きと動きます。 木の葉や花、太陽、月、星々、動物など 大自然の営みを美しい詩やお話しで動き、 季節を愛でて、味わい、喜びを持って動きます。
オイリュトミーの動きを通して、 大きな存在にいつも見守られているという 温かい眼差しを受けながら、 この時期に大切な畏敬の念を育てます。 日本の昔話しやグリム童話など、 踊るような軽快なリズムで動き (大男や小人、また妖精になって) 子どもたちは、夢見るように 世界に出会うのです。
幼児オイリュトミーでは、 子音のBの音を多く動きます。
乙女座の星座記号を表すこの子音は、 覆いの形成や護られ保護されているという、 大切な感覚を育てます。 温かい愛に満ちた雰囲気の中で、オイリュトミーは幼児の身体づくりを助け、 身体、心、精神の健やかな成長を促し、 心身の調和をもたらします。 その子がその子らしく在るということや、 人生を力強く歩めるよう 「生きる力」を育みます。
〈ご寄稿 駒野晃子様〉
〈参考文献:「オイリュトミーの世界」水声社〉
▶︎▶︎プロフィール 駒野晃子 札幌在住。 カナダのトロント教員養成コースで幼児教育を学んでいた2005年秋に 北米オーケストラオイリュトミー公演『新世界』にに深く感銘を受け、翌年イギリスのキャンプヒルオイリュトミー学校でオイリュトミーを学び始める。2010年帰国し、震災後活動を開始。2018年英国でオイリュトミー療法士資格を取得。現在、オイリュトミー療法士として、健康オイリュトミークラスや、オイリュトミー療法、また、伊達のひびきの村のナーサリー、どんぐりアートスクール、帯広のフリースクール森の学校や帯広、大麻の土曜クラスなどを担当。
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